コロナで緊急事態宣言が再発出されました。
とにかく、医療崩壊を回避して、助かる命が失われないように一人ひとりが自分の行動に気をつけるしかありませんね。
一つ、本を紹介させて下さい。
と言っても私が書いた本ではないです(笑)
でも私が書いた本と底辺では同じことを言っているのかも。
コロナ禍の前の話です。
2007年〜2013年にニューヨークの交通局長を務めた、ジャネット・サディク=カーンさんが書いた本です。
道路を変革しようと取り組んだ話です。
『ストリートファイト:人間の街路を取り戻したニューヨーク市交通局長の闘い』
と言う本です。
歴史を辿れば、人力から海運、鉄道とモノや人の移動手段は代わっていきましたね。
20世紀は自動車の時代だったとも言えるかも知れません。
当然、道路は社会の反映として、自動車を中心に考え、整備されてきました。
しかし、CO2(二酸化炭素)の問題や中心市街地の空洞化、自動車による経済活動の非効率、非経済性など色々な問題が生じています。
それなのに、道路の維持管理は数十年間同じことをやっているのです。
自動車事故を減らすこと。
渋滞を減らすこと。
バスなどの公共交通機関の機能向上。
(左:変更後、右:変更前)
それだけに留まらず、歩道や自動車と分離された自転車専用レーンの設置によって、街を活性化させています。
道路から自動車を排除し、オープンカフェにして、人間の街路に変えています。
そんな色々なことをお金も時間もかけずにやっているのです。
自動車が多く通っても店は売上は伸びません。
人が歩き、滞留すると、その街も活性化するのです。
推薦したい本です。
私が思っていることと同様のことを実践して、実際に成果が出ている。
自分に自信が持てました。
道路だけでの問題ではないと思います。
現在の問題を時代の変化にあわせて解決しようとする意識。
どの分野においても同じだと思うのです。
コロナ時代、Afterコロナやpostコロナ時代。
それは新しいスタンダードが現れるかも知れません。
時は、日々進んでいます。
今日の常識は、明日の非常識になるかも知れません。
私は商業不動産関連の仕事をしています。
これまでの当たり前をそのまま続けることは出来なくなっています。
あーっ、本当は昨夏にニューヨークを視察する予定だったのに、、、
コロナ!
実際に見ることは出来なかったニューヨークの街の再生をこの本で少しは勉強出来ました。
と言うことで、
『ストリートファイト:人間の街路を取り戻したニューヨーク市交通局長の闘い』
という本の紹介でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
えっ?
「何かこの本の関係者ですか?」
って。
いえ、全く関係ありません。
私が書いたのはこちらの本です。
2021年1月9日(土)