尾根と谷戸の途中、二等三角点「落合」

今回は、二等三角点「落合」。

 

山手線目白駅から駅前の目白通りを西方に進む。

しばらく10分ほど歩き、スーパーのピーコックの次の信号を左(南方向)に曲がる。

しばらく進むと左手に落合中学校がある。

 

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その敷地内に二等三角点「落合」がある。

 

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日曜ではあるが校庭の解放がされており、テニスに興じるグループが3組いた。

歩いて来た道の脇、校庭の端に三角点はある。

 

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標石の隣りに西洋たんぽぽが数輪咲いていた。

 

テニスをしていた男性が、休みを取りながら聞いてきた。

「何か珍しい花でもあるのですか?」

「いえ、この三角点の写真を撮らせてもらってます」

と応えると、

「あー、お仕事ですか」

との労いが少し籠もったお言葉。

「いえ、趣味で」

と応えると、そんな趣味もあるのかと驚きの顔を見せていた。

 

世の中には、色々な趣味趣向の人がいるのです。

 

東京23区内にある二等三角点は、7か所である。

8か所あったが「中野」は亡失となっている。

実際、中野を訪問したが中野四季の森公園の前にあるはずがやはり亡くなっていた。

 

「川端」、「花又」、「田端」、「品川」そして今回の「落合」で5か所の訪問である。

「赤羽」と「喜多見」は宿題となっている。

23区二等三角点制覇を目指すぞ。

 

都内は、駅前とか高層オフィスビルなどのエリアが沢山ある。

でも、駅前とかの賑やかなエリアのすぐ近くには、戸建て住宅街などの生活の場があることが多い。

 

ここ、落合中学校のあるエリアも閑静な住宅街にある。

 

東京とは、起伏の多い街である。

坂が多い。

 

目白駅の前を通る目白通りから、急な坂を降りていくと、新目白通りに出る。

落合中学校はその坂の途中にある。

 

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話しはそれるが、東京を形作るのは、多くの舌状台地である。

尾根と谷が交互に現れる。

そして、尾根を通る道と谷を通る道が交互に現れることになる。

 

ここもそうである。

 

目白駅は尾根沿いの目白通りにあり、山手線の一つ横の高田馬場駅は、神田川が流れている。

 

尾根沿いを目白通りが走っている。

目白通りは、目白駅前を抜け、目白坂下で終わりとなる。

最後は、台地が段々と低くなり、周りと同じ高さになってしまう。

 

神田川谷戸は、早稲田通り、そして、神田川に沿って新目白通りが走っている。

 

このような、尾根道と谷道が交互に現れる例は、東京には多くある。

 

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普段何気無く通る道も、地形と歴史のときの流れの中で、少しずつ形作られている。

 

このWebページで使用している地図は、国土地理院地理空間情報ライブラリーからの地理院地図を加工したものであ。なお、以下の承認も受けている。

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二等三角点「落合」

新宿区下落合2丁目24( 区立落合中学校 敷地内)

訪問日:2019/05/12(日)