街・地形・三角点の時空探索
と名前を付けてブログを立ち上げて、ちょうど、半年が経ちました。
書いたブログ数が、ちょうど50記事。
平均週2回の掲出となります。
子供の頃(中学・高校生のとき)の夢が、小説家か考古学者のような歴史研究者でした。
当然、趣味は読書。歴史にも興味を持ち続けました。
結局、大学を出て、普通の会社員の生活をしてきたのですが。
最初は金融で現在は不動産デベロッパー。
読書は、色々な時代や違う職業、女性など、自分が生きた世界と違う世界を仮想体験ができるのが楽しいのかな。
刑事もの、検察官、探偵、編集者など色々な体験をまるでしているように。
時には、実在した歴史上に人を題材にした小説なども。
また、歴史も色々な時代に興味があります。
誰もが知っている人から、埋もれていた人など。
そして、地図も好きで随分前から江戸時代の地図や明治・大正・昭和期の地図を眺めていました。
今と違って、昔と現在の重ね図のような本やアプリも無く、「ここは今ではどこにあたるのかな」などと独り言言いながら、お寺を三角点のように使って、ずーっと眺めていました。
1980年代の「ぴあmap」などを引っ張り出したり。
自分のようにありふれた日常が東京の街だけでも、数千万人にあります。
10年前に、50年前に、100年、500年前にも、同じように、一人ひとりに日常があったんです。
喜び、悲しみ、怒り、愛しさ、そういう感情を日々持って幾千万人、何億人にそれぞれ日常があったと思うと不思議な心持ちになるのです。
例えば、夜、電車から見える、駅から家に帰るときに見える、マンションや家からの灯り。
その一つひとつに、私と同じように日常があり、違った人が違った感情で違う生活をしているのです。
当たり前のことですが、何か不思議に思えるのです。
何でしょう、無限の広がりや自分という存在の小ささ。
私たちが今生活している場所も最初からあった訳でなく、永き人々の日常の重なりの上にあるんだろうなと思いを巡らしてしまうのです。
仕事で、不動産現地調査に行きます。
すると、僅かな傾斜や、道路の広さ、土地の形状、大きいとか狭いとか。
そんな一つひとつがどのような経緯で形作られていったのかを考えると、その土地の歴史や地形の出来方などを調べてみたくなるのです。
今、私は立っている場所が、多くの人の生活が、日常が重層してできているかと思うとほんと、限りなく、想像が広がっていくのです。
そういう思いを、ただ街歩きではなく、「三角点」という一つのポイントを訪ねます。
そこから、その地域の成り立ちや歴史などに思いを巡らすこと。
意外と楽しいのではと思い、その備忘録としてこのブログを書きはじめました。
はじめた頃は、暑い春、今は、そこそこ冷たい風が吹くようになった秋。
途中、雨が続いたり、猛暑で外出すると生命の危険もあるときもありました。
でも、本当、楽しかったです。
他の人に読んでもらうには恥ずかしい記事ではありますが。
それでも時々、コメントを頂いたりすると、何か、私と同じ想いの人がいるような、勝手な思い込みでそれも嬉しく思いました。
読者になっていただいた方、コメントを頂いた方には、ありがとうございますと言わせていただきます。
さてさて、この半年で幾つの三角点に行ったのだろうと、現在までの集計をしてみます。
集計結果は、以下のとおりです。
種別 |
23区内の設置箇所 |
訪問 箇所数 |
確認視認 箇所数 |
参考 |
電子基準点 |
4 |
4 |
4 |
|
一等三角点 |
3 |
3 |
2 |
アフガニスタン大使館敷地内で確認不可 |
二等三角点 |
8 |
8 |
6 |
「赤羽」→廃校の屋上で現調不可 「中野」→亡失 |
三等三角点 |
|
34 |
26 |
「本丸」→工事中で立入不可 「市谷」→防衛省敷地、探索の時間無く、現認不可 「大学」→屋上で立入不可 「砂村」→埋没にて現認識不可 「大森」→宅地内で現認不可 「用賀」→高校屋上で立入不可 「雑色」→宅地にて立入不可 「大門」→小学校前面道路工事中につき現認不可 |
一等水準点 |
|
1 |
1 |
|
上の表以外に、千葉県で電子基準点1ヶ所、一等三角点1ヶ所、二等三角点2ヶ所巡りました。
あと、四等三角点を一つ。
電子基準点は制覇です。
一等三角点は、アフガニスタン大使館の敷地内をどうにかしてみたいな。
二等三角点は、赤羽の廃校になった小学校の屋上は、北区教育委員会に問合せた結果、安全上不可とのこと。当然の対応ですし、北区教育委員会の担当部署にて検討頂いただけでも感謝します。
三等三角点も道途中なので、まずはここを巡ることします。
勝手気ままに、想いを書いているだけですが、もし、今後も読んで頂ければ嬉しいです。
引き続き、よろしくお願いします。
最後に敷地の管理者の皆さま、個人の趣味にも関わらず、許可を与えていただき本当に感謝申し上げます。
最後に、マイベストの記事をくっ付けておきますので興味があったらどうぞご覧ください。
このWebページで使用している地図は、国土地理院の地理空間情報ライブラリーからの地理院地図を加工したものであ。なお、以下の承認も受けている。
この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の地理院タイル(数値地図2500(土地条件))、地理院タイル(数値地図5000(土地利用))及び地理院タイル(土地利用図)を複製したものである。(承認番号 令元情複、第197号)
よろしかったら、そちらも。