今回は、橋です。
山手線に沿って走る明治通り。
新宿から池袋に向かって走ると、池袋の手前がキツイ坂があります。
その坂を登って行き、息が切れそうになるところに素敵は橋が現れます。
千登世橋
たぶん、明治通りは開削して作ったのでしょう。
明治通りを新宿方面から来ると、明治通りの上に千登世橋が架かっています。
千登世橋は、目白通りが明治通りを跨ぐ形で架かっているのです。
造られたのが昭和7年(1732年)。
90年近く前に架橋されたのです。

(明治通りから見た千登世橋)
鋼製の上路アーチ橋です。

(橋の下から)
どうですか、素敵でしょう。
機能的な造りですけど、左右のシンメトリー、アーチのrの具合とかが美しいとは思いませんか。
(橋の下部の構造)
下からの絵も何とも言えない造形美を感じまず。
また、灯りもオシャレな造り!

(池袋方面からの下部)
私が一番好きなのが、上の一枚です。
アーチリブが幾層に並ぶ造形美が何とも言えません。

(池袋側からの全景)
北側からの橋も逆光の中、いいでしょう。
それでは、橋の上部に登ってみましょう。
親柱が大きて立派です。
外灯まで付いています。
(東詰側)

(西詰側の親柱)
東京都第四建設事務所の説明書きがありました。
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千登世橋は、昭和7年に橋長28.0m、有効幅員18.2mの一経間鋼ヒンジアーチ橋で架設された。
この橋は、明治通りと目白通りとの立体交差橋で都内でも土木史的価値の高い橋として「東京都の著名橋」に指定された。
著名橋整備事業として、千登世小橋と共に親柱、高欄、橋側灯及び橋詰空間など、歴史的原型の保全を行い、文化遺産継続の願いをこめて修景を施したものである。
施行年度 平成2年度
施行者 東京都第四建設事務所
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東京都が原型の保存に努めているのですね。
東京都も文化とか歴史遺産の保全に努めていてくれるのは嬉しいですね。
どこにあるの
それでは、 一体、千登世橋とやらは、何処にあるの?
と質問に応えまして、地図を貼りました。
下の地図で大体おわかりになるでしょう。
徒歩の場合、山手線では目白駅が最寄りとなります。
でも、東京メトロ副都心線ですと、雑司が谷駅を降りると、駅の地上出口がそこはもう千登世橋となります。


どう言う造りかを文章で書きましたが、絵にするとこんな感じです。
ちなみに、上が北で描きました。
稚拙な絵ですいません。

東京ってやっぱり台地と谷だらけ
以前の記事でも書きましたが、東京って起伏が多い街です。
舌状台地がいくつもあります。
そして、台地の上と谷に沿って、道・通りが走っているのです。
この周辺の通りを地図に書き込んでみました。
高低差の地図と比べると何となくわかってもらえると思います。
でも、そうは言っても違うのがあります。
明治通りとかは違うのですよね。
下の起伏図で一目瞭然ですね。

環状5号線として都市計画で造られたものですから、私が言ってきた理論からは外れてしまします。
山手通り(環状6号線)、環七、環八なども同じです。
そこで、池袋駅東口から新宿駅南口まで、明治通りの起伏の様子を調べてみました。

池袋駅東口が標高33m前後ですが、千登世橋の前辺りから急に下っています。
千登世橋の目白通りは標高30mを超えていますが、下の明治通りは標高23mくらいです。
坂を降り切ったところを神田川が流れ、新目白通りが走っています。
このあたりが一番低いところとなります。
そこからまた急な登りとなります。
早稲田通りと交差して、大久保通りを過ぎるで一旦下り始めます。
そして、歌舞伎町が近くなってきて、文化センター通りで低くなって、また緩やか登り。
そして、新宿駅東口の駅前広場から来る新宿通りと交差するあたりが一番高くなります。
意外にも、池袋東口あたりより、伊勢丹あたりが標高が高いという事を断面図を作って知りました。
ただ今、工事中
最後にもう少し書かせていただきます。
最後にもう少し書かせてくださいね。
ただいま工事中!と言っても千登世橋の工事ではありません。
実は、この千登世橋あたりが、今、凄い工事が行われているのです。
明治通りが、池袋駅の駅前を通っていて、昼間とか、混雑します。
「東京都市計画道路幹線街路環状第5号の1」という事業です。
千登世橋から、現在の豊島区役所の脇を抜け、サンシャインの脇を抜けるという、池袋駅の前の混雑を回避するルートを造っています。
簡単に言うと、明治通りのバイパス道路を造っているってことです。
でもスゴイですよ。
下の図が現況道路図です。
右が北ですよ。左手が新宿側となります。
現在は、千登世橋の下を通り抜けて池袋駅前に行くしか出来ません。

(出典:東京都のHP)
新宿から明治通りを来て、千登世橋の手間で池袋駅方面に行かない車は、トンネルに入っていきます。
そうすると、豊島区役所あたりで地上に出て、サンシャインの脇を縫って、ちょうど首都高の下を走って、また、明治通りに合流することが出来るようになります。
下の地図が今、工事が行われているバイパス道路の部分です。
(出典:東京都のHP)
工事は下の図のように行われます。
詳しく知りたい方は東京都のホームページをどうぞ。
「東京都 環状5号線 雑司が谷」で検索すると出てきます。
(出典:東京都のHP)
(出典:東京都のHP)
でも本当に難しい工事だと思います。
更地に建物を造るのと違って、密集した市街地です。
都電を何回か軌道を移動させ、さらに地下には副都心線も走っているのですよ。
明治通りは、工事するためのスペースを確保して、バイパス用のトンネルを造っていくのでしょう。
いや〜、考えただけど、大変な工事です。
鉄道・地下鉄とか、道路とか、橋とか、川・放水路とか、港湾とか、公園とか、、、
今、私たちが当たり前と思っている、沢山のインフラが最初からあった訳ではないんです。
いつも書いてますが、先人が苦労して造ってきた、その上で私たちの日常を営むことが出来るんですよね。
このWebページで使用している地図は、国土地理院の地理空間情報ライブラリーからの地理院地図を加工したものであ。なお、以下の承認も受けている。
この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の地理院タイル(数値地図2500(土地条件))、地理院タイル(数値地図5000(土地利用))及び地理院タイル(土地利用図)を複製したものである。(承認番号 令元情複、第197号)
よかったそちらも覗いてみてください。