先日、新宿中央公園に交流拠点施設がオープンしました。
「憩い」と「賑わい」の創造という新宿区の公募で出来た施設です。
あれ〜、いつもと題材が違うやん?
と思いの方、一般受けしそうなのは、途中までです。
残念でした(笑)
SHUKNOVA
施設の名前は、SHUKNOVA。
1階に「むさしの森diner」というレストランとStarbucks。
2階は、「Parkers Tokyo」というヨガスタジオ。
オープンスペースとして、2階に見晴らしテラス(屋根付き)もあります。
新宿区のPark-PFIでつくられた施設です。
公園の入り口は、煉瓦造りのインフォメーション。
煉瓦職人と名乗っている、煉瓦の専門家の作品です。
新宿中央公園の北側にあります。
公園の中も、芝生も張り替えられて、緑が映えてました。
施設の南側は1階がStarbucks、2階は見晴らしテラス。
むさしの森dinerの中です。
公園の樹々を見ながらの昼食です。
目の前は桜の木。春には桜の花を間近に感じられます。
Starbucksの店内です。
Starbucksからも公園の緑が眺められます。
2階のParkers Tokyoという名前のヨガスタジオです。
ヨガだけで無く、ボルダリングもできます。
公園の芝生を見下ろしながら、ヨガ。
窓の外は、緑、緑、緑。
一部は、半屋内のスタジオもあります。
ランニングステーションとして使えるようです。
2階の見晴らしテラス。
Starbucksのコーヒーを飲みながら、仕事も出来ます。
弁当を持参して休憩もできます。
公園を見下ろすって、なかなか無いですよね。
1階にもフリースペースがあります。
SHUKNOVAには、淀橋浄水場の時代に使われていた煉瓦も遺されています。
水をイメージしたオブジェもあります。
どこにあるの?
楽しい話しは終わってしまいました。
どこにあるのかというと、新宿駅の西です。
西新宿の高層オフィスタワー街、都庁の横に新宿中央公園はあります。
約9haもある、広い公園です。
昔は、ブルーシートの家がたくさんありました。
その記憶が強くて、新宿中央公園ってイメージが良くなかったですね。
?SHUKNOVAって名前でしょう。
何て言わないでください。広い意味で新宿です。
施設のコンセプトとして、「宿場」をイメージしているのです。
このあたりは、意外にも住んでいる人もたくさんいます。
あと、今は厳しいホテルもたくさん。
地域の居住者とワーカーと宿泊客などの訪問者の交流の場なのです。
ニューヨークのセントラル・パークと似ているかも。
淀橋浄水場
この西新宿は、淀橋浄水場があった場所です。
ちょうど、西新宿の高層ビルのところが浄水場があった場所です。
また、江戸の時代は、新宿中央公園の西の窪地は十二社池がありました。
舟を浮かべたり、遊興の場だったようです。
現在の航空写真です。
高層ビルの中にポッカリと新宿中央公園があります。
淀橋浄水場があった頃の航空写真です。
浄水場が廃止されて、高層ビルが出来る前の頃です。
高低差は?
高低差は下図のようになります。
さらにその後、有名な玉川上水も拓かれました。
神田上水は井の頭の池から、玉川上水は遠い羽村から多摩川の水を運んでいました。
玉川上水が、尾根を上手く伝って来ているのがわかりますよね。
こちらの地図の方が見やすいですかね。
家康入府により神田上水がつくられ、
17世紀半ばに玉川上水は飲み水として市民を支えてました。
そして、明治期に淀橋浄水場が近代水道としてつくられました。
その働きを全うし、現在は、副都心として多くのワーカーが勤めオフィス街となっています。
また、多くのホテルもあり、訪日外国人を迎えています。
淀橋浄水場の記憶を留めながら、
公園の新しい在り方を模索してつくられたSHUKNOVAという施設。
やっぱり、現在は過去の延長にあるのですね。
面白くも無い記事、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
2020年7月16日(木) 開業
このWebページで使用している地図は、国土地理院の地理空間情報ライブラリーからの地理院地図を加工したものである。なお、以下の承認も受けている。
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