前回は、「憩い」について書きました。
どんなことだったかと言うと、
商品が家に溢れている中で、どんなきっかけで買うのか?
それは、その商品に何か「共感」を抱いたからではないかということ。
そしてその「共感」は、「憩い」と「ときめき」により作られるのではないかということ。
その「憩い」について書きました。
と言うことで、今回は「ときめき」について書きたいと思います。。
質問があります。
iPhoneをみなさんは求めてましたか?
インターネットを欲してましたか?
このような商品を求めても欲してもいなかったでしょう!
でも、iPhoneが売り出されて、「すごい!」と思ったのでしょう?
インターネットが使えるようになって、「便利!」と思ったのでしょう!
歴史を遡れば、種子島に伝来した火縄銃や蒸気機関車もそうでしょう。
いくつもあります。
携帯電話もそうですね。
マンガではトランシーバーを腕に付けて話す世界を想像していました。
今の私たちの生活の多くのモノが、最初はそのような想像を超えるモノだったのではないでしょうか。
(都電荒川線)
それが私が言う「ときめき」です。
「ときめき」の意味は、国語辞典によれば「心を弾ませる」とか「喜び」などです。
「ときめく」という動詞は、「感情は高ぶって、胸がどきどきする」という意味です。
具体的にはどういう状況であるのでしょうか。
例えば、「あー、こういう商品があるのか」という新しい発見の喜び、嬉しさがあります。
ありふれた言葉でいうと、Wantです。
自分も知らなかった自分の好みに接したときに喜びが生まれます。
グランドキャニオンに行って、大きさや地球の歴史に感動する。
ライブに行ってその迫力に圧倒される。
フェスに行って、知らない横の人との一体感に酔いしれる。
「あーっ、こんなの初めて!」
という経験はありませんか?
(桜の花で覆い尽くされた石神井川)
見たことも、想像もしない、新しい商品を知ったときの嬉しさがあります。
これが、「ときめき」です。
でも、この新しい出会いはすべてが「ときめき」を得るということはありません。
購入して失敗だったなと思うことも多くありますよね。
でも、新しい商品に出会え、そこに「ときめき」を感じたとき、私たちは至上の快感を覚えるのです。
そういう商品に出会った時、思わず買ってしまうのです。
(豪徳寺)
前回の「憩い」という感覚も買う動機でしょうし、今回の「ときめき」もそうだと私は思うのです。
家に商品が溢れていて、別に無くても困らないけど、「憩い」や「ときめき」を感じる商品に出会った時、「共感」を覚え、その商品を買ってしまうのだと思います。
ということで今回はこれくらいに。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
2020年12月2日(水)