街の開発について思うこと

新宿の歌舞伎町、西武新宿駅の目の前に現在建築中のビルです。

東急電鉄と東急レクレーションが進めている再開発です。

「新宿TOKYU MILANO』という再開発です。

だいぶ出来て来ましたね。

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もう何年前でしょうか、新宿コマ劇場などの跡地にゴジラビルの愛称の新宿東宝ビルができました。

それまでは、若い女性などちょっと敬遠していたエリアがシネコンなどができて大きく変わりました。

 

「新宿TOKYU MILANO』という、新宿歌舞伎町にもう一つの核が出来ることになります。

映画館・劇場・ライブホールなどのエン ターテインメント施設、ホテルなど、地上48階で約225mの超高層ビルです。

2022年8月の竣工予定らしいです。 

 

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街づくりに「答え」や「正解」は無いと思います。

でも、整備した不動産は数十年、あるいは100年を超えて存在し続けます。


その街はどのような特徴を持っているのでしょう。

どのようなイケテいるものがその街にあるにでしょう。

そして、将来どのような街したいのかということを考えてそれを具現化するのが不動産開発だと思います。


街の積み重なった歴史、地形や風の流れ、川や水の流れなど、どの街も二つと同じ街はありません。

加えて街の中の一つの区画も同じものはありません。

その場所で、過去の歴史の延長として、そして将来を想像して不動産開発は行うものだと思います。

極端な意見かも知れませんが、不動産開発はある意味長い時間スパンでの社会実験であると思います。


「新宿TOKYU MILANO』は、ホテル、エンターテイメント施設中心の不動産となるようです。

そして200mを超える高さや建物の形状。

今建築している建物に対して賛否両論あると思います。

私も思うとことはあります。

でも現在建築中の建物に対しての建築としての視点や社会的な評価は、時が行ってくれるでしょう。


ただ一つ言えることは、不動産ディベロッパーは短期的な利益や近視眼的な評価を求めてはいけないのではと思います。

私たちは、将来の街や人への責任を負わなくてはいけません。

その意味で「先人はこんなことを考えていたんだろうな」と少しでも思ってもらえるような不動産開発に取り組みたいですね。

 

2021年9月26日(日)

 

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