名作です。
永井沙耶子を読みはじめて4作品目です。
題名が「仇討ち」ではなく、なぜ「あだ討ち」なのか、深いです。
木挽町にある森田座という芝居小屋を舞台にしていることからか、五つの幕と終幕で構成されています。
それぞれの幕が一つの作品として成立するくらいです。
いや成立するだけでなく、それぞれが単体でも素晴らしい出来です。
それぞれの幕では、あだ討ちを果たした菊之助と接した、芝居小屋の人が描かれています。
武士として、人として何が大切なのか
どの幕も心に響く、いや、心をざわつかせる素敵な物語が描かれています。
終幕では種明かしのような秘話が描かれています。
そして、すべてを読み終えると拍手を贈りたくなりました。
これは名作です。
永井沙耶子さん、私の今最大のマイブームです。
まだまだ作品を読んでいきます。
