今回は二等三角点「人見」。
前回と同じ、多摩地区の三角点の訪問です。
どこにあるの?
府中市には、多摩霊園という都立のとても大きな墓地があります。
何と、1,000人が応募して、5人しか当たらないこともある、人気の霊園です。
その多摩霊園の横にあります。
前回の一等三角点「三鷹村」が近くにあります。
浅間山といくらいですから、小山になってます。
二等三角点「人見」
小山を登ると祠があります。
その祠の左手に三角点はあります。
本当に素敵な三角点です。
保護石も標石もいい感じです。
周りよりも高い小山の上にあります。
周囲は住宅街で高層マンションも多く見えます。
色んな角度から写真を撮ってしまうほど、素敵でした。
平坦な場所にある小山
浅間山は、本当に独立した山なんです。
周りは標高50m前後です。
浅間山が約80mですので、30mほどの小山に見えます。
どのようにしてこの浅間山はできたのでしょう。
本当に不思議なんですよ。
多摩霊園の北側には、東八道路が東西に走ってます。
南側は、人見街道、さらにに南には甲州街道が東西に走っています。
北からゆっくりとした下りという感じですね。
その平坦な中に、独立した山があるのです。
考えられるの、古墳?
小山が二つあるので前方後円墳?
あるいは、火山の跡?
答えは違うんです。
大昔は、この多摩丘陵がずうーっと北まで伸びていたらしいんです。
それが、古多摩川が削って、削って、立川段丘をつくったんですね。
ただ、削り残したのが浅間山だったんですね。
周りからすると、今は、小山ですけど。
逆の言い方をすれば、浅間山だけが残って、
周りは古多摩川に削られてしまったのです。
二等三角点「人見」 標高79.75m
訪問日:2020年1月12日(日)
このWebページで使用している地図は、国土地理院の地理空間情報ライブラリーからの地理院地図を加工したものであ。なお、以下の承認も受けている。
この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の地理院タイル(数値地図2500(土地条件))、地理院タイル(数値地図5000(土地利用))及び地理院タイル(土地利用図)を複製したものである。(承認番号 令元情複、第197号)
よかったそちらも覗いて見てください。
[