徳川将軍家十五代のカルテ

読書になっている方の記事を読んで、早速購入。

1日で読了しました。

 

作者は篠田達明さん。

言う医師であり、作家という経歴もいいですね。

渡辺淳一さんも整形外科の医師で作家デビューしてますけど。

 

平易な文章で、全体でも200ページも無いので、あっと言う間に読み終わりました。

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徳川将軍15代の死因。

それがまあ、中心なんですけど。

将軍様の気苦労が半端ない状況だってことを思いました。

 

現在の天皇陛下をはじめ、皇族の方々も、

私たちが想像しても理解出来ないくらいの重圧で,

生活されているんだろうな、

などと思いをはせました。

 

でも、歴史というのは、

本当、

偶然の積み重ねで流れて行ったのだなと、

あらためて感じました。

 

教科書で習う歴史は、

必然の流れの様に思えますけど、

将軍にも感情や思いがあり、

それが体調にも影響を与えるにでしょう。

 

死ぬのが数日違うだけで、

次の将軍は違う人になっていたかも知れません。

 

やっぱり、歴史って、面白いですね。

 

脇道に沿れますが、以前読んだ、

南和男さんの「江戸の町奉行」を思い出しました。

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「お主も悪やのう、越後屋

などと言っている代官が時代劇では描かれていますが、

実は、江戸幕府の奉行や代官は品行方正で、

素晴らしい人材がほとんどであったらしく、

江戸町奉行は激務で、過労死も多くあった、

という様な内容だったと記憶しています。

(他の本との混乱もあるかも知れませんが)

 

私たちの時代劇などをもとにした歴史感

違うんだよなって感じですね。

 

またまた脇道に沿れますが、

最後に、同じ整形外科医から作家に転身した、渡辺淳一さん。

失楽園」や「愛の流刑地」などからイメージを持っている人も多いと思います。

 

初期の作品から読んでみてください。

大学生時代に多く読みましたが、

「阿寒に果つ」、「白夜」、、、、、、

などなど、などなど、多くの傑作があります。

若い頃、1作品読了して、しばらく読後感に浸ったものでした。

 

すいません、脇道の脇道に行ってしまいました。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 

引き続き、皆さん、心も身体もお気をつけください。

 

2020年6月5日(金)