電車に乗っていると、坂を登っているのか、下っているのかに気付くことは難しいように思える。自転車を走らせると体感出来る。自転車で色々なところを走ると地形の変化が大きいことが感じられるところがいい。
東武東上線は実は起伏があるところを走っている。
また、東武東上線と都営三田線の間も多くの尾根と谷が幾層にも連なる、実に面白いところである。
その台地と谷地の中の、台地の方に一等三角点「徳丸」はある。
この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の地理院タイル(数値地図2500(土地条件))、地理院タイル(数値地図5000(土地利用))及び地理院タイル(土地利用図)を複製したものである。(承認番号 令元情複、第197号)
この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の地理院タイル(数値地図2500(土地条件))、地理院タイル(数値地図5000(土地利用))及び地理院タイル(土地利用図)を複製したものである。(承認番号 令元情複、第197号)
最寄駅は、東武東上線の東武練馬駅。
東武練馬駅の北口改札を出て、踏切を背にして駅前商店街を歩く。最初交差点では、イオンスタイルが見える。このスーパーのイオンスタイルも傾斜地に立地している。
その交差点を横断して左折する。200m程進むと、北野小入口という交差点を右折する。100m弱のところのローソンを左折する。程なく、3階建の集合住宅が左手に見えてくる。そこが日本郵政の官舎である。
その官舎の中央の入り口の脇に三角点がある。
歩道から直ぐの所にあり、間近かに観察できる。
官舎に住んでいる小学生が入り口のところで遊んでいたが、私が写真を撮っている姿を不思議がることなく、気にせず遊びを続けていた。きっと、三角点の存在を親か誰かに教えられていて、その写真を撮っていると普通に感じていたのだろう。
この三角点は、年代を感じさせてくれる石柱である。戦前の製作であることが伺える。「一等」と右から彫られ、「点」の漢字も「點」と古い漢字で彫られている。
日本郵政の官舎の敷地に作ったというのも、自然な取り計らいだったのだろうと想像が膨らんでいく。