池袋を巡るミニ散歩。
その2となります。
前回の復習、若者の街だった池袋
現在の池袋です。
ちなみに西口を取り上げています。
ルミネ、西口公園、東京芸術劇場、そして立教大学がありますね。
でも昔は、ルミネや西口公園、東京芸術劇場辺りは、学生の街だったんですね。
さらに、成蹊学園も。
と言うところまでが、その1でした。
池の「よすが」
池袋の地名の由来は、このあたりに昔、池があったことに由来する、
とも言われているらしい。
ルミネのあるメトロポリタンプラザビルとメトロポリタンホテルの間に小さな公園があります。
(この公園は、下の地図の①にあります)
その公園が、昔の池を「よすが」として作られたそうです。
池と言うにはイメージが湧かないのは、私の想像力の無さかな。
その公園に、この様な碑があります。
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むかし、このあたりに多くの池があり、池袋の地名はその池からおここったとも伝えられている。池には清らかな水が湧き、あふれて川となった。この流れはいつの頃か、弦巻川とよばれ、雑司ヶ谷村の用水として利用された。
池はしだいに埋まり、水も涸れて今はその形をとどめていない。これは昔をしのぶよすがとして、池を復元したものである。
東京都豊島区教育委員会
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びっくりガード
池袋の東西を結ぶ有名なびっくりガードです。
後ろに見えるのは、昨年完成した西武池袋線の上に建つ、西武のビルです。
(上の地図の②あたりです)
びっくりガードと言う名前の由来も諸説あるようです。
昔は、池からこの辺りを流れていたのですね。
弦巻川と呼ばれていた様です。
弦巻川を行く
JR山手線(ヤマノテセン)を東側に移動しました。
まずは鬼子母神です。
(地図の③です。)
弦巻川からは、少し高いところにあります。
都心にあるとは思えない静かさでした。
30℃を超える昼でも木々の多さから、数温涼しい感じ。
下の写真に注目してください!
鬼子母神を囲む柵です。
寄進した会社!!
「王子電気軌道株式会社」 の名前があります。
こう言うのを見つけると、思わず「ワオッー!」と叫んでしまいますね。
弦巻川の流れの跡と思われる蛇行する道を進みます。
弦巻通り沿いには、東京音楽大学がありました。
(地図の④です)
今も、池袋は学生の街ですね。
さらに進むと都電が横断しています。
後ろに見えるのは、豊島区役所(上層階のマンション部分)。
その右は、サンシャインです。
(地図の⑤です)
さらに、さらに、弦巻通りを進みます。
弦巻商店街になっています。
昭和に戻った様な商店街です。
さらに進むと左手には日本女子大の古いRC造のビルが見えます。
その先には、高台に木造の民家。
この民家は、先週くらいに見つけていました。
ね!
いい感じでしょう!
通り沿いには料亭?があります。
この黒塀もいいですね!
これは、下の地図の⑥あたりです。
青い線を描いた辺りが、昔の弦巻川だと思います。
高低差や蛇行の具合がそう思えませんか?
証拠となる、橋の親柱や高欄が有ればと見てまわりました。
しかし、見つけられませんでした。
どなたか、川の名残りがあったら教えてもらえませんか?
今後も、ちょくちょく探してみよう!
周辺の写真
大きな境内の中にあります。
都電のすぐ脇にあります。
菊池寛旧宅跡
今はマンションです。地図の⑦あたりです。
清土鬼子母神(吉祥天)
通りから奥に入ったところにあります。
文政年間の石への文字もありました。
こちらも地図の⑦あたりです。
高低差
ちなみにこの辺りの高低差地図はこんな感じです。
色は、標高30m台を詳しく見るために、このような設定で、高低差地図を作りました。
池袋周辺を詳しく見るとこんな感じです。
この高低差地図をもとに今回は川の痕跡を探しました。
でもやっぱり分からないのは、何で池袋駅と言う駅名になったかです。
雑司ヶ谷村にあって、池袋というより雑司ヶ谷という地名がメジャーだったわけでしょう。
それが何故池袋駅になったんでしょう?
そこのところ、どなたか教えてもらえると嬉しいです。
でも、「高輪ゲートウェイ駅」は理解出来ないですね。
「高輪駅」でいいでしょう。
そうすると、「正確にはあそこは高輪では無い」という人がいるからですかね。
学問なら正確ではいけないでしょうけど、駅名は、周辺のメジャーな地名の方が逆に一般には分かり易いんですけど。
品川駅も品川では無いし、新宿駅も新宿の外れで淀橋の方が正確かも知れません。
近くの一般に知られている地名をつける方が分かり易いと思うんだけどな。
と、また、話しが飛んでしましました。
最後まで、ご覧頂いた奇特な方、ありがとうございました。
こんな中でも、小さな発見を楽しんで、元気過ごして行きましょう!
皆さまもお身体にお気を付け下さい。
訪問日:2020年6月10日(水)
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